2012.03.31 Saturday
Eテレ「さかのぼり日本史」がすごい
天智天皇・天武天皇の回はすごい内容だった。言外に、天皇制の根幹を揺るがすような部分があり、しかしそれを主張しない。
ヘロドトスの「歴史」がギリシア人のために描かれたように、「旧約聖書」がユダヤ人のために描かれたように、記紀は天皇のために描かれたものである。と、まあ、書いてしまえば自明の事だけども、平成の世となった今でも新嘗祭が行なわれている事を鑑みると、つまり世界は、その時代の一人がひらめいた画期的なアイデアによって10何世紀以上も経てなお左右される。
ヘロドトスの「歴史」がギリシア人のために描かれたように、「旧約聖書」がユダヤ人のために描かれたように、記紀は天皇のために描かれたものである。と、まあ、書いてしまえば自明の事だけども、平成の世となった今でも新嘗祭が行なわれている事を鑑みると、つまり世界は、その時代の一人がひらめいた画期的なアイデアによって10何世紀以上も経てなお左右される。
いくつのひらめきで今の世界は成り立っているんだろう。種蒔いたら翌年同じものが生えてきてんじゃね?っていうアイデアから社会がはじまって以来このかた、未来を揺るがすアイデアがいくつあったんだろう。
歴史を過去から現在へと学ぶと、運命論的姿勢で歴史と差し向かうことになりがちだが、逆に現在から過去へ見ていくと、その時々の「人」の「選択」が迫る。人為らざるものが定めたのではなく、すべて人が決めたのだという事実は、なんというか、先人への畏敬と人類への自信の源泉なんじゃないかしら。